映像写真展「梅×百 bay bay bay」


古来、薬用として海を渡り 中国の絵に描かれ 各地に植栽され縁起物にもなった その姿は広く親しまれ庭木となり 春を告げて紅白に咲く様に花見をし その香りに魅了され 枝に集う鳥たちの声を聞き 時として毒を持つその実を 工夫して食し三毒を断つと重宝した 目に鼻に耳に舌に心に届く その喜び、怒り、悲しみ、楽しみ 大地と空の間の五感を受け取り踊り舞う…

梅の花言葉は「不屈の精神」と「高潔」。紅梅は「優美」、白梅は「気品」。

2022年3月29日㊋/30日㊌開催しました
なかのZERO 地下2階  展示ギャラリー

上映映像はこちらから視聴できます!「梅×百 bay bay bay」


展示写真30点はこちらから見られます
 
写真撮影/
宋 詩嫻(そう し かん)
 

29日㊋ 夜/CIjam(月ジャム)光景
ジャム/ヤスキチ
&さん 演奏/成田 護


30日㊌ 夜/Live Session光景
ダンス/百一   演奏(鍵盤ハーモニカ)/小森 俊明
写真撮影/柴田正継

ライブセッションの動画はこちらから視聴できます

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舞踏/(Baiyi Yang・バイイー)
本名は楊 天麗(ヨウ テンレイ)、中国 山東省 シ博市出身。4歳で中国舞踊を始め、14歳からモダンダンスやコンテンポラリーダンスを学ぶ。吉林芸術学院振付コース卒業。2018年に来日。日本大学大学院芸術学研究科を卒業。


衣装・仮面/柴田 景子(した けこ)

LIV MOONのMVなど音楽家、ダンス、サ-カスの舞台衣装、仮面を制作。実写版「THE COSTUME TAROT」 タロット出版。VOGUE、BAZZAR誌、映画「東京喰種s」仮面提供。アトリエ衣装図鑑


映像撮影・編集・音/𠮷田 了介(よしだ りょうすけ)
岐阜県出身。フリーランスのグラフィック・エディトリアルデザイナーと創作活動(空間詩ぜん)を四半世紀余り続けながら、言葉や音、造形や映像、身体とコミュニケーションを多角的にゆるく模索中。

写真撮影/宋 詩 嫻(そう し かん)

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CIジャムヤスキチ
C I dancer、コンタクトインプロヴァイザー、C I jam maker、人。 3歳からバレエ、イロイロなダンスに触れ、2000年頃からC I ジャムやワークショップのリード、野外屋内ジャムの開催等。東京をベースに国内外陸水地球で踊る。「水の海の生き物シリーズ」等も。(※C I =コンタクトインプロヴィゼーション


CIジャム演奏/成田 護(なりた まもる)
1987年 美術、音楽、パフォーマンスを開始 現在様々なジャンルの独自の表現でイベント出演や作品作りを継続。ダンサーや映像作品などへの音楽提供多数。総合表現団体「有無に空」主催。オフィシャルサイト

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撮影:烏賀陽弘道
ライブセッション演奏/小森 俊明(こもり としあき)
作曲家/ピアニスト。東京藝術大学作曲科を経て同大学院作曲専攻修了。フリー・ジャズを中心に芸術全般の執筆や翻訳も行う。日本交響楽振興財団作曲賞、東京国際室内楽作曲コンクール他入賞・入選多数。国内外各地で発表を行う。即興演奏集団「空観無為」ピアニスト、藝大神奈川同声会役員、日本クラシック音楽コンクール審査員他。共著に“Art Crossing”(TPAF刊)のシリーズ等が、CDに『空観無為』(ちゃぷちゃぷレコード)等がある。オフィシャルサイト

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過去映像集
百一×柴田景子 「着られるアート 柴田景子展」即興ダンス
出演/百一、やえお めぐむ
百一×吉田了介 「空間詩ぜん 〜23度目の呼吸〜」 前編後編即興ダンス
百一×小森俊明
「世界平和憲法オーケストラ」 ライブ映像
百一修士制作発表創舞『暗香浮動(あんこうふどう)
百一×吉田了介 「CI in Nakano Broadway」 実験映像
出演/百一、ゆあさ てつろう、吉田了介
百一×ヤスキチ 「空間詩ぜん 〜21度目の呼吸〜」即興ダンス
ヤスキチ×成田 護 [ pearl 1 ] art performance film

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梅と衣装と仮面を踊る映像写真展「梅×百 bay bay bay」に寄せて
百一(バイイー)に出会ったのは4年ほど前、中野で開催されたCI(コンタクトインプロヴィゼーション)のジャムでした。当時ダンスや舞踏の勉強で留学のため来日して間もない彼女は日本語が話せず、身体でのコミュニケーションである即興ダンスに来たのでした。一緒に踊り出すとまるでお猿さんのように身軽に私の体をよじ登ったのを覚えています。その後別の場所でのジャムでも出会い、ある夜のCI
ジャムの後に深夜の商店街で実験映像の撮影に誘うと快く承諾してくれてダンス仲間のTさんと撮影をしました。その後、友人の衣装・仮面作家のSさんの展示会に踊りに行ってくれたり、私の個展会場で出会ったジャムの主宰をしているYさんとコンタクトして遊んだり、初めて観に行った埼玉の丸木美術館での巨大な戦争画の前で生演奏で踊っていた舞踏は圧巻でした。一昨年開催した個展空間でもソロで舞ってくれた(この時、右手首を骨折していた)こともあります。もう3年前になるSさんの展示会でコラボして映像を撮影しようという約束していました。そして百一が大学院を卒業して中国に帰る直前のこの春、今回の展覧会を企画しました。その昔、中国から日本に渡って愛された梅のように、現代の中国から日本に渡ってきて愛された彼女。その時を超えた世界を楽しんでください。
企画・主宰 吉田了介
 

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